Human-Agent Interaction 授業
■授業概要
HAI Human-Agent Interactionとは、擬人化された人工的な存在と人間とのやりとりやコミュニケーションを示す言葉である。 ペットロボットやPC画面内の案内エージェントなど、様々な擬人化システムと触れ合う世の中になりつつある。 本講義では、世の中のシステムの擬人化技術とインタフェース設計について知見を深め、 設計手法や必要技術の知見を深め、自らの問題意識に擬人化の手法を導入するチャンスを発見する能力を磨く。 グループワークや個人課題に取り組み、擬人化システムのアイディアを出すトレーニングを行う。 ※グループワークあります ■到達目標
①知識・技能の観点
→1.擬人化とは何か、人間はなぜ擬人化を必要とするのかを理解する。
→2.擬人化したしくみに有用な情報技術や工学技術を学ぶ。
→3.擬人化を応用した様々な技法を学ぶ。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
→4.擬人化システムを新しく考える発想力を養う。
→5.グループワークとプレゼンによる擬人化技術の新規性表現力を養う。
③主体的な態度の観点
→6.グループワークや個人課題における問題発見姿勢を養う。
→7.他者の擬人化技法についての批判的視点を養う。
■授業計画
成績評価
■方法
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。出席、3-4回に一度の任意提出レポート、および最終発表会と試験による評価を行います。
任意提出レポート課題では、画期的な提言をするレポートを歓迎し、高く評価します。
■基準・評価
グループ最終発表と期末試験は必須。
参考書
山田誠二 『人とロボットの<間>をデザインする』 (東京電機大学出版局)
バイロン・リーブス (Byron Reeves)、クリフォード・ナス (Clifford Nass) 細馬宏通 翻訳 『人はなぜコンピューターを人間として扱うか―「メディアの等式」の心理学』 (翔泳社) 出版後増刷していない可能性があるため図書館などを調べること。授業で内容を紹介する。
西田豊明、 北村泰彦、木下哲男、間瀬健二 『エージェント工学』 (オーム社)
岡田美智男、松本光太郎、麻生武、小嶋秀樹、浜田寿美男 『ロボットの悲しみ コミュニケーションをめぐる人とロボットの生態学』 (新曜社)
岡田美智男 『弱いロボット』 (医学書院)
授業用サイト